銀行口座、こんなにいらないかも…?
就職して最初に作ったメガバンクの口座、住宅ローンのために作った地銀の口座、ネットショッピング用のネット銀行、キャンペーンに惹かれて開設したサブ口座……気がつけば3つ、4つ、5つと増えていくのが銀行口座です。
しかし、それぞれに少しずつ残高が散らばっている状態では、資産全体を把握するのも面倒になりがち。
さらに、昨今は仮想通貨やデジタル資産にも興味が出てきて、ますますお金の管理が複雑化しています。
そんなときにおすすめしたいのが、日本初のスマホ専用銀行、みんなの銀行です。
この記事では、
- みんなの銀行のおすすめポイント
- 他のネット銀行との違い
- 仮想通貨との相性
- 具体的な開設方法
- 実際の口コミ
まで、詳しく紹介していきます。
みんなの銀行とは? 〜スマホだけで完結する未来型銀行〜
みんなの銀行は、2021年にサービスを開始した日本初の「スマホ専用銀行」。
福岡地盤のふくおかフィナンシャルグループが設立し、支店や窓口は一切ありません。
全国のデジタルネイティブ世代をターゲットした、次世代バンキングです。
解説方法は簡単で、アプリをダウンロードして本人確認書類をアップロードするだけ。
最短10分程度で口座開設が完了します。
通帳も、キャッシュカードも不要。スマホがそのまま銀行になる感覚です。
主な特徴は以下の通りです。
- ボックス機能で「貯める・使う・管理する」が視覚的にわかる
- バーチャルデビットカード(JCB)で即時決済可能
- 振込・入出金もアプリ上で完結
- 操作画面がシンプルでおしゃれ
- デジタル資産の未来を見据えた設計
複数口座を持たなくても、ひとつの口座の中でお金の「用途分け」ができるため、口座を一本化したい方におすすめです。
みんなの銀行と他のネット銀行の比較
みんなの銀行は、既存のネット銀行ともよく比較されます。
そこで、代表的なネット銀行と、以下のように比較してみました。(2025年7月時点の公表情報に基づく)
項目 | みんなの銀行 | PayPay銀行 | 楽天銀行 | 住信SBIネット銀行 |
---|---|---|---|---|
特徴 | スマホ専用、ボックス機能 | PayPay連携◎ | 楽天ポイント貯まる | 外貨・投資商品充実 |
口座開設 | 最短10分、スマホ完結 | 数日、スマホ完結 | 数日、スマホ完結 | 数日、スマホ完結 |
ATM手数料無料回数 | 月1回(プレミアムなら月13回) | 月1回(条件付) | 最大7回(条件付) | 最大20回(条件付) |
振込手数料無料回数 | 月1回(プレミアムなら月10回) | 月1回(条件付) | 最大3回(条件付) | 最大20回(条件付) |
仮想通貨対応 | ×(親和性あり) | × | × | × |
資金管理ツール | ○(ボックス機能) | × | × | × |
ポイントは「口座内で資金を分けて管理できる」点です。
他の銀行では別口座を開くしかないところ、みんなの銀行ならひとつの口座の中で完結します。
入出金はコンビニで24時間365日
みんなの銀行もっと便利な使い方
みんなの銀行には、基本的な口座機能に加えて、お金の管理や目標達成をサポートする独自の機能が揃っています。
ここでは、「ボックス機能」「プレミアム機能」「レコード機能」の3つを紹介します。
ボックス機能でお金を目的別に管理。複数口座はいらない
みんなの銀行の代名詞とも言えるのが「ボックス機能」です。
これは、ひとつの口座の中に複数の「箱(ボックス)」を作り、お金を目的別に分けて管理できる機能です。
例えば次のように活用できます。
「生活費ボックス」:毎月の家賃・食費を管理
「旅行ボックス」:毎月少しずつ貯めて旅行費用に
「仮想通貨ボックス」:取引所に送るための資金を積立
「緊急用ボックス」:予備費としてキープ
このように各ボックスに名前をつけて、目標金額を設定することもできます。
残高が視覚的に分かりやすく表示されるので、いくつも口座を開設する必要がなくなり、管理もラクになります。
さらに、プレミアム機能を利用すれば作れるボックスの数も増え、より細かくお金を仕分けることが可能です。
ボックス機能は無料で利用できるので、まずはひとつの口座の中でお金を整理してみて、「もっと分けたい」と思ったらプレミアム機能を検討する、
という流れがおすすめです。
プレミアム機能とは?もっとお得に使える有料オプション
みんなの銀行の「プレミアム機能」は、月額600円(税込)で利用できる有料オプションです。
無料の基本機能に加えて、ATMや振込の無料回数が大幅に増えるのが最大のメリットです。
他行宛振込手数料の無料回数が月10回にアップ
ボックス機能の作成数も増加
基準金利に+0.2%上乗せしてお得に貯蓄
ATMを頻繁に利用する人や、取引先や家族などへの振込が多い人にとっては、プレミアム機能の方が圧倒的にお得です。
例えば、ATM手数料が1回110円〜220円、振込手数料が1回150円〜500円かかると考えると、月に数回利用するだけで元が取れます。
また、「ボックス機能」の作成数の上限も増えるため、より細かくお金の管理がしたい人にもおすすめです。
今なら6ヶ月間無料で利用できるので、口座開設と同時に申し込んでおきましょう。
レコード機能で支出の記録と分析も簡単
レコード機能は、みんなの銀行だけでなく、他の銀行口座や証券口座、クレジットカード、電子マネーなどの動きまで、アプリ内で一元管理できる便利な機能です。
残高や支出がグラフで見える
明細にハッシュタグをつけて自由に分類
仮想通貨に興味がある人にも◎な理由
みんなの銀行は、現時点で仮想通貨を直接取り扱っているわけではありませんが、「未来に強い銀行」であることは確かです。
グループ会社がブロックチェーンやデジタル通貨の実証実験に関わっており、今後のCBDC(中央銀行デジタル通貨)にも柔軟に対応できる土台があります。
また、日本国内の主要な取引所(bitFlyer、コインチェック、GMOコインなど)に、みんなの銀行から資金を移して仮想通貨を購入するのもスムーズです。
取引所の口座を作り、みんなの銀行のボックス機能で資金を積立しておく、という使い方が便利です。
仮想通貨運用の具体例
近年、仮想通貨(暗号資産)に投資する人が増えています。
みんなの銀行は直接仮想通貨を扱えるわけではありませんが、運用の「入り口」として使うと、とても便利です。
- みんなの銀行で「仮想通貨用ボックス」を作り、毎月3万円ずつ積み立て
- 国内の取引所(例:bitFlyer)で口座開設
- みんなの銀行から取引所へ日本円を送金
- 取引所でビットコインやイーサリアムなどを購入
- 資産全体はみんなの銀行アプリで可視化、仮想通貨は取引所アプリで確認
こうすることで、必要以上に口座やカードを増やさず、管理しやすいポートフォリオが作れます。
こんな人におすすめ!ライフスタイル別みんなの銀行活用術
みんなの銀行は、シンプルで柔軟な機能を持つからこそ、使い方は人それぞれ。
ここでは、ライフスタイルごとにおすすめの活用法を提案します。
共働き世帯
課題:夫婦で家計を分担したいが、どちらがいくら負担しているのか分かりづらい。口座が複数あって管理が煩雑。
活用例
みんなの銀行で「生活費ボックス」「子どもの教育費ボックス」「旅行積立ボックス」を用意し、毎月それぞれに一定額を入金します。
例えば夫婦で1人ずつ5万円ずつ「生活費ボックス」に入れて共用口座として使えば、家賃や光熱費の支払いが誰の負担かで揉めることがありません。
教育費ボックスは目標額を設定して、年に一度の塾代や学用品の支出に充てます。
旅行積立も年末までに20万円を目標にして毎月1万円ずつ貯める、といった使い方が可能です。
フリーランス
課題:仕事の収入とプライベートのお金が混ざり、確定申告や税金の支払いが大変。経費も把握しにくい。
活用例:
「売上ボックス」「経費ボックス」「税金準備ボックス」「プライベート用ボックス」を分けて管理します。
例えば、売上が入金されたら経費や税金分をそれぞれのボックスに移動しておきます。
税金準備ボックスに毎月売上の30%を積み立てておくと、年末の住民税や消費税で慌てずに済みます。
経費ボックスに残っているお金から、備品購入や取材経費などを支払い、プライベート用には余った分を残す。
収支が明確になり、帳簿を付けるのも楽になります。
仮想通貨投資家
課題:仮想通貨の資金と生活資金が混ざるとリスクが高い。価格変動があるので、毎月一定額を積立したい。
活用例:
「仮想通貨投資ボックス」を作り、毎月3万円を積み立てます。
一定額を積み立てたら、国内取引所(bitFlyerやコインチェック)に送金してビットコインやイーサリアムを購入します。
取引用資金が生活費と分かれているので、相場が下がっても生活に支障が出ません。
また、ボックスごとに目標金額や達成度が見えるので、投資計画が立てやすくなります。
海外志向の方
課題:海外旅行や留学資金のために計画的に貯めたいが、つい使ってしまう。両替や現金管理も不安。
活用例:
「海外渡航費ボックス」「現地生活費ボックス」を作り、それぞれに毎月積み立てます。
例えば、半年後の留学に向けて渡航費50万円、生活費30万円を目標にします。
現地ではみんなの銀行のバーチャルデビットカード(JCB)がオンライン決済や一部加盟店で利用できるので、現金を持ち歩かずに済み、安全です。
旅行中の予備費もボックスに残しておけば、帰国後の精算もスムーズです。
【10分で簡単】口座開設方法
みんなの銀行の口座開設は、本当に簡単です。
ここでは、公式サイトを参考に、スクリーンショット例も含めて手順を紹介します。
① アプリをダウンロード
-
App Store または Google Play で「みんなの銀行」と検索し、インストール。
② 口座開設を開始
-
アプリを開いて「口座開設」をタップ。
③ 本人確認書類を準備
-
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのいずれか。
④ 書類を撮影、顔認証
-
アプリの案内に従い、書類と顔を撮影。
⑤ 個人情報を入力
-
氏名、住所、電話番号などを入力。
⑥ 完了!
-
審査は最短10分。口座番号が発行され、バーチャルデビットカードもすぐ使えます。
みんなの銀行の口コミをチェック
最後に、App Store、Google Play、SNSで見つけたリアルな口コミを紹介します。
「とにかく見やすい。残高がどこにいくらあるか一目でわかる。」
「アプリのデザインが他の銀行と比べて格段にいい。ストレスがない。」
「ATM手数料無料が月1回なのは少ないけど、現金はほとんど使わないので問題なし。」
「開設が本当に10分くらいで終わったのは感動。」
「ボックスでお金を目的別に分けて、仮想通貨のための資金も積立してる。」
お金の管理をシンプルに、未来の準備も。
複数の銀行口座を1つにまとめると、お金の流れが見える化され、ムダも減ります。
みんなの銀行なら、ボックス機能で資金を用途別に管理できるため、さらに効率的。
また、これから仮想通貨やデジタル通貨が広がる未来にも備えやすい銀行です。
口座を整理して、未来への準備も同時に始めたいなら。
まずは、スマホで10分。みんなの銀行でシンプルな一歩を踏み出してみてください。